HistoryReductionはLMRの足を引っ張っていた!

fruitChessを参考に今まではHistoryReductionをやってました。
今年の選手権に参加したバージョンもそうです。
LMRは、GPW2008の会場で55将棋の55みさきのデバッグで初めてやりました(w


LMRで強くなってるのは自己対戦でも確認できたのですが、
LMRとHistoryReductionを両方やっている状態(どちらの条件がそろえば探索削減。二重にはやらない)


一説では将棋ではHistoryReductionは相性が悪いとも聞きます。
ためしに、懐疑心から併用とLMRのみで自己対戦させてみました。



ショックなことに、LMR単独が勝ち越す……orz


削減なし < HistoryReducion < HistoryReducion+LMR < LMR


ということらしいです……
LMR最強(^^;



LMRの良いところは、○○駒損とか○○駒得とか絶対的な評価ではなく、
オーダリングの何番目か?という相対的評価を利用するところと思います。
たとえ100点得でも、それは局面によっては良い場合、悪い場合があるはずで(序盤の100点得は大きいが、終盤は関係ない)
それをオーダリング順位ということで相対化したのかもしれない
しかし、オーダリングはSEEでやってるだけなので、はたしてのそんなオーダリングでいいのだろうか?
という懐疑心は根強い……
(敵陣に打つ手は+1している。これは将棋のヒューリスティックで凝りだすとキリが無い)