「崖の上のポニョ」試写会を見てきました

まだ公開されてないので、感想は書きません。
ネタバレにならない程度で何か書きましょう。



ナウシカが、王蟲の抜け殻の目を頭に被って、森の胞子を受けているシーンを思い出す


検索して感想を書いているところをいくつか読みましたが、
宮崎駿のアニメ映画は公開時はあまり評価されない」という理由で、否定している人を否定している感想を見ました。
カリオストロとか未来少年コナンはそうかもしれません。トトロなんかもそうですね。
世の中的には、もののけ姫あたりから巨匠扱いになった気もします。
ただ、私は中学生の時に同級生がゲットしたナウシカ映画の試写会をいっしょに見に行って、ガチで涙が出ましたけどね



しかし、水没が本当に好きですねえ。コナン、ラピュタパンダコパンダカリオストロ、水没する作品がかなりあります。
単純に考えると世紀末の破壊願望じゃないかと思います。一度破滅して清浄な土地に生まれ変わる信仰みたいな。



映像の迫力は凄かったですよ。映像という表面のことだけじゃなくて、構図? 水の中から見上げた船の底とか。
底引き網のすさまじさとか(千と千尋の神登場シーンも似てる)
海を題材にしたアニメはけっこうあると思うけど、見たことがないものを見せられますね。
なんというか、作品を作って見せているというより、あふれ出るイマジネーションをかいま見ている感じ?



所ジョージが声を出しているフジモトは、なんかハウルっぽいですね。このハウルっぽいキャラって
昔の宮崎作品にはいないと思います。ハクとか森の人とかとは違うんですよね。影の支援者って感じじゃない。
それ自身が壊れ物のような存在。ナウシカラピュタ、コナンにはいないキャラクターだと思う。


今の時点では感想は書くのは止めておきます。



あと、周囲にいた子供の反応の観察
宮崎監督は子供の反応をすごく気にされていたようなので、自分もなるべく観察してみました。
出てくる魚が、イカとかアンコウとかナマズみたいなのとか、シーラカンスみたいなのが多いので、
「怖い」と呟いている子供が多かったです(汗)
子供が喜ぶものなんて、クレヨンしんちゃんのオシリプリプリダンスとか、昔から決まってるんですよねw
トトロが好きな甥っ子は、パンダコパンダにもはまったみたいですけど、判りやすいですよね。
宮崎監督が、ナウシカの虫たちのように、見かけがグロテスクな存在にむしろを愛を感じている感じがするので、
子供に迎合するよりよっぽどいいです。



あと、音楽がなんか「地獄の黙示録」と雰囲気が似ている気がしましたw