録画機市場がダメそうな「HD DVD」は、むしろハリウッドに歓迎される

Microsoftが語る「パラマウント・ショック」後のHD DVD
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20070913/rt041.htm

マジディマール:そもそも、我々は、レコーダブルメディアを重視しておらず、興味がありません。

 第1の理由は。HDDがこれだけ大容量で安価になったこと。20GBや30GB程度で、しかも高価な記録型ディスクを使うようでは、バックアップの役に立ちません。そういった用途にBDを使うかといえば、率直に言って「ノー」でしょう。ドライブメーカーも、発想を記録型重視から、映画再生用のROMドライブに切り替えつつあります。


SONYの新型ブルーレイ機が出て思ったけれど、
MPEG4-AVCにトランスコードしてHD画質を維持できるのなら、
保存媒体はDVDでもいいんじゃないか?
現在、そのようなフォーマットがないので(家庭用ビデオカメラで撮影した動画はできるかもしれんが)
トランスコーダーの登場は、
ブルーレイという媒体規格を「意味のないもの」にしてしまったのかもしれない。



結局、日本だけが「録画機主体」で動いている。
どういう心理か?考えると、
そもそもROMがあまり無いし、レンタルもあまりないし(一部ある)
用途は、地デジ、BSデジのCMを見ると無料放送を録画して楽しむ。


これは従来のHDD/DVDでも既に普及している。このDVDが変わるだけ。
これは放送権料がハリウッドに入るにしても、
直接ROM媒体で販売した方が彼らには美味しい。
つまり録画機が普及しているブルーレイに映画を供給すると、録画機市場を育てる
ROM媒体を買わずに、TVを見て録画して満足するユーザーを増やす


録画機がダメダメなHD DVDを支援することは、録画機市場を潰すと同時に、
ROM媒体を直接買う・レンタルする「ハリウッドに美味しいユーザーを増やす」ことになる
もちろんHD DVDの方は、ドライブが安くなる利点もある
(クリスマスの199ドルプレイヤー投入)