詰めろ確率

フダンの記録から
http://d.hatena.ne.jp/tawake/20060923/1159018155


詰めろ確率の解説あり。


要するに、将棋の探索の中で、「もしかしたら詰むかも?」ということで、詰め将棋ルーチンを読んだりすると有効なのですが、
しょっちゅう読んでると、非常に遅くなってしまいます。
うさぴょんの育ての親さんの本である「コンピュータ将棋のアルゴリズム」(工学社)にも、
「詰め将棋ルーチンを呼びすぎると遅くなる事例」が紹介してあります。
攻める場合だけではなくて、自分側の王の頓死を防ぐためににも、詰め将棋ルーチンは有効ですが、やはり呼びすぎると遅い。


それで、予め、詰みそうな場合のみに、詰めろ確率を求めてみて、確率が高そうなときに「詰め将棋ルーチン」を呼んだらいいという話に。


特徴の線形和で、最小二乗法で学習をされたようで、最小二乗法といえば、ニューラルネットでよくやる方法ですね。
学習後のパラメーターまで公開されていた。これは参考になります!


自王8近傍に敵の利きがある。自王24近傍にある敵駒の数。敵が持っている駒毎の得点。
上記の線形和から、自王への自分の駒の利きを減点すると、
自王の詰めろ確率が出るみたいですね。
たしかに桂馬を持ってると、詰みにくいというマイナス評価になってるのが変ですが、棋譜からの学習でそうなったのは面白いなと思います。