人工知能第三世代
http://streakeagle.blog15.fc2.com/blog-entry-643.html#more
GA勝!からですが
人工知能第三世代という分類は面白いですね。
>プロセッサパワーが必要な処理の大部分は並列処理可能だから、マルチコアは意味がある」らしいですね。Sunはもっと素直で「現状のWebサーバは数百のスレッドが動作するので、マルチコアは意味がある」という方向ですし。
これは確かに。サーバー用途は並列性が高いので効率がいいですね。WEBサーバーだとFPGAでソケットを書いてしまった化け物もありましたが。
あと、「プロセッサーパワーが要るなら、ほとんど並列処理可能」というのがグラフィックなんかとくにそうですね。
一般人は将棋の探索なんかしないし、エンドユーザーが使うには、すでにオーバースペックってことなんでしょうけど(^^;
一般向けには、OSを重くして、需要を喚起するしかないですね(笑
と考えると、速度の要る処理には、マルチコアで、どんどん高速化できるはずということか……
>細かい事を言えば、SunのNiagaraとかはSMTを取り入れているので、単純に先祖帰りした訳ではないですが。
これは検索すると日本語はあまりヒットしませんが
PCWATCHの記事で、
>マルチコア化が始まったのはサーバー向けCPUだ。IBMはすでにPowerアーキテクチャで前世代のPower4からデュアルコアを採用。さらに現在のPower5ではデュアルコア+Simultaneous Multithreading(SMT)で、
とあったので、IntelでいうとHTみたいなもんですかね?
dualCoreで4スレッド実行ということなら。
このへんはスーパースカラな感じしますね。演算器を眠らせてももったいないから、余ってるやつは同時に動かそうって感じというか。
あまり詳しくないのでイメージです(^^;
> 私は車を運転しながら鼻歌を歌いつつタバコを吸うなんて事を普通にしていますから、
うむうむ。人間も意外に、並列処理はけっこうやってますね。
心臓も勝手に動いてるし、空気も忘れず吸ってるし、まばたきもしてるし、お腹では消化もしてるし(笑
人間は動作を繰り返すと、小脳に動作が定着するらしいですね。
自転車とか踊りとか繰り返すと、体で覚えるとうけど、小脳が覚えている。
すると、ある意味、意識に上らないでも、眼球とか耳とかの外界の信号を小脳が適切に判断してくれるんでしょうね。
脊髄反射の高度版というか……
>その後に続く第三世代は“目標を与えてやれば最適な手段を求める事が出来る”だと思っています。
この第三世代という分類は面白いですね。
たしかに、評価関数の自動学習は、データマイニングの域を出ないですね。
ただ、GAとかニューラルネットワークは、私が学生のときも盛り上がってたので、
第1.5世代あたりにも、ブームがあった感じがします。
目標を与えて、手段を求めてくれるというのは、
第一世代である古典AIでも、一般問題解決(GPS)とか、あったんですが、
考えてみると、人間の知識を登録しておいて、そのルールにそって推論をして、ゴールからスタートへ、逆に戻っていくって感じで、
じゃ、ルールは誰が、どう用意するの? と考えて詰まると、
第二世代の、データマイニングが華やかになって、amazonとかが生まれてるわけだけど、
今後は、
目標を与えると、ルールをマイニングなり統計なりで獲得して、そのルールに従って、スタートへ向かう道筋を探索して、
最適な行動パスを見つけ出す
みたいなのが第三世代かなあ。
ルールというのは、一般化ルールで、自然とかWEBで乱雑に起きている事象から、なにか法則性を見つけ出す。
人間は、このへんが上手いんですよねえ。
将棋も最終的には、CCDカメラで棋譜を視て、並列映像処理CPUで、ごにょごにょってできないかなあ。
たとえば、飛車の4方向に空きがどれだけあるか探す場合に、普通はループだけど、
人間は、飛車の周囲から先の方までを同時に見てると思うんですよねえ。
もっともbitboardとかで、論理演算で一瞬で解ってしまう場合もあるので、それは並列処理をしているということかも。