ユビキタス(NHK) 坂村健

 NHKの人間大学ですが、再放送らしいですが、未見でしたので、昨日気付いて録画しておきました。
 ユビキタスのなかでも電子チップを「薬」とかに埋め込んで、「混ぜると危険な薬品」をチェックしたり、
 野菜につけることで、産地や賞味期限などの「食の安全性」問題に活かす。
 みたいな説明でした。
 この方は学者ではあると同時に、日本では珍しく政治力や提案力なども強いので貴重なタイプだと思います。
 例として、くるくる寿司を出してたんですが、
 「皿に埋め込んで」端末をかざすだけで「違う価格の皿の混在」の数を数える。
 これは解りやすいんですが、くるくる回りだした時間も「チップで個別に識別できる」ので、
 「回りだした時間に応じて、自動的に廃棄コーナーへ皿が行く」のです。
 いやあ凄いですよ。
 解りやすいし、映像的にもインパクトがありますよね。
 本屋も万引き防止と市場分析に使えるみたいな提案をしてました。
 すべての物体が個別に識別される社会ってのは、新しい社会を生み出すのは確実でしょうね。
 色々といままで不可能だったことが可能になるはずで、そこにはビジネスチャンスもあるのでしょう。
 しかし、坂村さんはTRON計画初期の頃からこのアイデアはもってたのだろうか?
 昔の岩波の本とか読み返して、ユビキタス的な概念について読み返すのも面白いかも。