R.O.D第7巻[倉田英之](集英社SD)
1巻からいきなり7巻を読む(だって外伝だったので)
ドンパチはとくになくまたーりと神保町近辺を巡る本のお話。
謎の古書店の場所とか行き方とか大笑い。冒頭の屋上のシーンもつかみはOK。
構成とか順番が上手いよな。
まず屋上で掴んでから、謎の古書店で締めておいて、
実地でバイトの話へもっていく。そして長年の友とのハートフルなお話。
別にSF小道具とか目新しいことは無いと思うのだが、台詞回りもあって退屈することなく読める。
極端ではあるけどキャラが立っているのもある。
話を作ろうとするとき、とくにラノベでは、ストーリー、そしてキャラはどちらも同じくらい大切と思うけど、
結局こういうシリーズものだと、ストーリーは毎回変わるので、なにが読者にとって恒常的かというとやはりキャラだ。
キャラがしっかりすれば、極端な話、ストーリーは昼寝だけでも散歩だけでもドラマが生まれる。別にキャラ至上主義じゃないけど、キャラは大切だなという感じ。