東芝のシステムLSI事業縮小が理にかなっている理由

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5504

設計よりも製造技術に競争力の源泉があり、インテグラルな技術を必要とし、
「スケーリング則」および「ムーアの法則」に従って微細化と高集積化を推進する
半導体メモリーは、日本人の得意な産業であると言えないだろうか。

 一方、システムLSIは、製造技術よりも、製品企画、そのためのマーケティング力、
システム化力、設計力などに競争力の源泉があり、日本人が不得意とする分野が多い。

先日アゴラに投稿した記事と趣旨はほぼ同じと思うんです。
システムLSIということは、記述はVHDLとかVerilogでしょう。
ということはもうソフトウェア開発と同じなわけで、
デジタル部品同士を結合してアーキテクチャデザインしていく工程は、
日本人には向いてないと思います。
かといってファブレス企業になれるものかどうか……
半導体製造装置なんかはまだまだ日本がシェアが高いのでは?)


同じソフトウェアでもゲームが頑張ってるのは、
トータルパッケージで勝負できるからで、
ライブラリを互いに公開してデジタル結合していく開発が主流になれば不利でしょう
ゲームエンジン物理エンジンの時代でそれはもう来ている)


かといって、メモリーに回帰してもどうでしょう?(^^;
4GBx2が8000円とかで売られてる世界に回帰しても
そこに付加価値提供ができるとは思えない。
NANDフラッシュのような優れた製品を発明しても、
すぐに新興国にキャッチアップされてしまうでしょう。
この著者はもとメモリー部門にお勤めですね(^^;