ToyStory3を見てきた

木場109では昨日が最終上映だったようですが、前売り券を買ってたので
あわてて見てきました。


面白かったし、笑いぱなしだし、泣けるし、いい話しだし、
伏線解消は確実だし、論理がカチッとしていて、破綻のない
美しいストーリー構築だったと思う
スリードもしっかりあり、キャラの活躍もきっちりあり、
それぞれのキャラがすべて無駄なくパフォーマンスを発揮していた


ただ、「なにか見たことがないものを見せられた」的な、
特異な驚きはなかった。
ある意味、すべてが完全に計算されつくされた世界で、
なんだか訳のわからないような、どろどろした物はほぼ無かった。
そこはハリウッド的な分業とシナリオに時間をかける映画作りの特徴かもしれない。


日本の作品は、いっけん破綻してたり、チープだったりするけど、
なにかオドロオドロシイ、見えない世界のようなものが篭ってる場合があるような気がする。
万人受けするのは、前者だと思いますけど



作品の中で一番長い伏線解消は、
軍曹たち→→エンディングのミニアニメ
かな?


この軍曹たち、冒頭でいきなりANDYを捨てて逃げ去るんですが、

・ANDYが大学生になる
・玩具は捨てられるかも?
・軍曹が脱走
・WOODYの指示のもと、おもちゃ達は脱走せずに屋根裏でがんばることを決意

観客の心理を考えると、
軍曹たちが脱走することで、
より残った玩具たちのANDYへの愛が強調されるんですね。
軍曹が脱走するエピソードを入れる場合と入れない場合を比較してみると分かりやすいですね