「GoogleのNexus Oneは知財権侵害」(ディックの遺族談)

http://japanese.engadget.com/2010/01/06/google-nexus-one/

「Google、「NEXUS ONE」を商標登録。ディックの遺族は不服」の続き。
フィリップ・K・ディックの小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」に登場する
アンドロイドの機種名「Nexus 6」にちなんでいると思われる「Nexus One」をGoogleが
スマートフォンの商標として登録したことについて、遺族が「聞いてないよ!」と憤慨したというお話でしたが、
事態はもう少しややこしくなりそうです。Wall Street Journalの続報によると、
ディックの娘で遺産管理団体 Electric Shepherd Productionsの代表を務める
 Isa Dick Hackettのコメントは「(Googleの行為は) 明確な知的財産権の侵害であると考えている」
「われわれの法務チームはこの問題に正面から取り組んでいる」。

やや日記で話題にするのが遅れましたが、
私は一番好きなSF作家はディックというぐらいファンなんですが、
ディックは双子の妹がいて、幼少時に死んでて、けっこうトラウマ食らってるんですね。
覚醒剤中毒だったし、神のお告げは聞いちゃうし、
離婚、再婚、離婚と、まるで太宰治みたいに女性にはもてたようなんですが、
最後はブレードランナーの試写を見た後、心臓病で死んでしまうんです。
本当は純文学指向だったけど、生活のためにSFをペーパーバックで書き散らした
(どれもこれも傑作という皮肉)


ディックが生きてたら、検索エンジンを「神」としてなにか創作したんじゃないかと思います。