ホッタラケの島-遙と魔法の鏡-を見てきました
http://www.hottarake.jp/index.html
乙一が脚本書いているってことで、
昨日、豊洲のユナイテッドシネマズで見てきました。
非常にオーソドックスな展開の話でした。
乙一の信者としては褒めたいのですが、
気になったところとしては、
- ホッタラケの島の造形物の3D描写に気合いが入っている
むしろ「それが見せたいのだろう」という気がします。仕方がないかもしれません。
- こういう映画こそ3D上映してよ
最近はハリウッドCG映画は3Dがかなり増えてきて、対応映画館も多いです。
一方で日本もSONYやPanasonicは3DのBluRayレコーダーに本気です
一方で、コンテンツ制作側が3D上映を始めないのはなぜ?
- 遙の表現が気合いが入っている
これってテレビ東京?って思うぐらいスカートが重力に逆らっている描写が多い
というか逆らってないかもw
肌の感じやプロポーション、表情なども凄くて、
さすがに映画だし、肌のテクスチャがらぶデスを上回っている感じがします。
しかし、ホッタラケの島の造型と同じで、「手段が目的になっている気がします」
しかし、人間だけが「ダメダメなPixar」に比べると、(トムとジェリーには人間の顔が表現されない歴史)
「可愛い女の子のモデリング」と考えた場合、日本は世界最高レベルだろうと思いました。
- 遙のちょい役の友達役に谷村美月はもったいないだろ?
ほったらけじゃないけど、もったいならけ(何も演技を発揮できない本当のちょい役)
- 報道機関によっては沢城みゆきをスルーするのは酷い
ニュースによっては谷村美月の名前はあっても、沢城みゆきの名前がない記事を見た。ひどい。
http://qnet.nishinippon.co.jp/entertainment/cinema/pickup/20090814/20090814_0001.shtml
テオの声を聞いているとPhantomのキャルの顔が浮かんで困った。
- ジブリ映画の影響
乙一自身が確かラピュタの大ファンだっけ?
ネタバレになるので触れないけど、だいぶ影響があるというか、
宮崎映画自身が、なにかが全部元ネタありだし、
王道の物語を作る上で、似てしまうのは仕方ない面も多数あると思う。
それに脚本を担当しただけで、話の大筋は既に決まってたんだろうし。
目がボタンになっているぬいぐるみのコットンに乙一ぽさを感じた(口は縫われてないけど)
なぜシータのおさげをワザワザ鉄砲で撃つのか? そこに宮崎駿のナニカが結晶している。
細部に神は宿る。
ミニスカートの問題ではないのだ。
そういう暗くドロドロとした本心のようなものが、はたしてあっただろうか?
乙一らしいミスリードは無かったかもしれない。
王道だった。きわめてオーソドックスだった。