CSAライブラリの使用の是非について

http://www.computer-shogi.org/library/19library.html

いやー難しい問題ですねえ(^^;
昨年の年末から選手権までの間は
さすがにbonanza412がソース公開されてライブラリOKは「まずいんじゃないの?」
って内心は思ってて、アンケートにも
やや否定的に書いた記憶があるんですが、


自分でmisakiBona412をやってしまうと
その強さにまるでサイバーのりPになった気分ですw(←そういうたとえを使わないように)


misakiBona412の場合、fv.binと評価関数の作りをbona412からいただいてますが、
元々のビットボードの作り方は全然違う関係で、
おそらくdiffをかけると、bonanzaのソースとの一致部分は無いです
(for(;;){みたいな定型文は別にして)
そういう意味ではCSAライブラリはまったく使っていないことになる。
(誤解をまねくので訂正。
 表層のコードとアルゴリズムとしての真意に分けた場合、表層のコードの差異をオリジナリティと考えるのは限界があるのではないだろうか?
 かといって、アルゴリズム自身にオリジナルを求めると、AlphaBetaやNegMaxすら怪しいかもしれない。境界線は難しい気がする)


あとはfv.binの扱いですが、これはデータですから、
定跡といっしょだろうと思います。
ぶっちゃけた話、bona412で違う棋譜をつかって再学習してfv.binを作ってしまえば
配布されているfv.binとはまったく違うデータになることでしょう。


で、評価関数が同じじゃ面白く無いので
歩兵の3コマ評価を外して学習させたり(NPSは大幅増大するが弱い)
進行度を使ってみたりしてますが
(これは次の1手問題が向上するし、うまくやれば強くなるはず)
元の評価関数がシンプルだけどよくできていて、
改良してもなかなか強くなってないです
(改良のアイデアは色々あります)