逆転の可能性、すなわち分散要素

http://www.sgtpepper.net/kaneko/diary/20090722.html#c

不利なときは、分散要素の高そうな局面に誘導して逆転を狙う、ということは考えるでしょうが、
それも形勢をファットテールな分布にした方が勝率が上がる、という目的のための手段のはず。
そこをコンピュータでどう実装するかは難しそうですが。

将棋素人ですが、泥沼流とか、劣勢時の勝負手みたいなことは分散が高い局面で
不確定要素に賭けるってことなのかなと。
misakiBona411が全然本家Bona412に勝てないのも、
評価関数が同じなので勝負の分散(勝負のあや)が低いので、探索能力の差が強いと言えるでしょうし


abc探索は、良い手が多い世代の子供達は分散が高いので、
現在の評価値は間違ってる可能性が高いのでもっと深く読まないと危険
(分散が低い場合は、評価値が間違ってる可能性が低いので、深く読まなくても安全)
というリスク回避の考え方があるのかなと。