ヒカルの碁

ヒカルの碁のアニメの再放送を東京MXでやってるんですけど、毎週見てるんですが、
あまりに面白いので、
ツタヤでコミックをレンタルして読んでいるところです。現在13巻


昔、連載のときも読んでたし、アニメの放送も見ていた記憶があるんですが、最後までは読んでません(見てません)
でも、コンピュータ将棋を作って選手権も出てたりするので、余計に面白く感じるのかもしれません



saiの存在がヒカルが強くなることで弱くなってきて、sai自身も自分が不要な存在じゃないかと思い始める流れがあるんですが、
ネット道場でのsaiという存在が、すごい上手いと思います。
原作者は女性のようですが、ネットという存在の人格やアイデンティティの確かさについて、すごい上手い考察になっている気がするのです。
ネットで交流が当たり前になった今だからこそ、この設定に凄く惹かれます。


ヒカルの頭の中にあるだけの存在のsaiが、通常の対局を通したリアルの世界では、ヒカルの強さの上昇と共に弱まっていくのに
ネットではsaiという存在が独立に誇張されていく。
バーチャルだからより「リアルである」というこの転回は、リアルの本質が何なのかを問い返して来るような気がします。


今週のNHKの爆問学問で、爆笑問題の二人が九州大学を訪れました。味覚を人工的に評価できる装置を作って研究している研究者です。
コーンスープとして、実は、たくあん入りの牛乳を飲まされた爆笑問題は、コーンスープに似ているけど、実は違うという事実に惑わされます。
機械の測定では、両者は、甘さ、辛み、うま味(日本人が発見した味覚)、などの評価では、ほぼ同じと見なされる味なのです。
人は見かけが90%という本がありましたが、味覚は強烈に視覚に惑わされるようです。
(以前、芸能人に目隠しして、高級和牛と輸入の安物牛の肉を食べさせて当てさせる番組がありましたが、結果は散々でした)


ネット道場という相手の顔が見えない状況だからこそ、saiの存在が浮かび上がっている状況がダブって見えます。