次元を落とすのが人間の能力

3次元のリアル映像には余計な情報が含まれている
肌のシミだったり、毛穴だったり、


アニメとか漫画絵が純粋なのは特徴量だけにして、網膜に写像を送り込んでくれる。
どっちにしろ人間は両眼で擬似的に立体視するだけで、
どうしたって、網膜には2次元として写像されるわけで、
それが脳内に入ると、斜めとか横とか縦とかプリミティブな映像に分解されて、
音とか、時系列の変化量とかもすべてばらばらに分解されて、そしてそれがばらばらに統合されて
判断基準になっているのでしょう。


マンガの絵に関して言えば、事前に鼻なんかカットしまう場合もあるし、
目が大きいのは、日本人が目の変化をより重要視している証拠。顔が大きいのも顔が全体で重要だから。
(鼻は感情に応じて動かないので感情表現を伝えない。立体視という観点からは奥行き情報を伝えるには意味がある)


問題は人間は対象の次元を下げたり上げたりすることを自分で可能。
コンピュータ将棋の評価で、4次元を(2+3)次元に下げて与えることは有力だとして、
どうせなら、この次元を下げる行為を、自分でやってくれないものか?


でも、それって、初めから、4次元、3次元、2次元とありとあらゆる次元の特徴が入るようにしてやることが必要で、
むしろ実体は逆で、すべてを入れるべきを、初めから4次元しか入れてないから、うまく理解できないだけのことかも
自然は、なにかを間引いて、人間に与えない。すべてを与えている。
間引いてコンピュータに与えて、上手く行かないのは、間引いている自分が悪いのではないか


そしてその間引く行為が創造力であり、3次元をスケッチして2次元に落とす行為が絵を描くことなのでしょう。