知力を馬力で考える

駄文にゅーすさんに「詰め将棋メモ」のリンク先に関して思ったことがひろわれていたんですが
http://ariel.s8.xrea.com/news/2008_07.htm#20080712

【科学】

◆ エンジンと10万馬力の皮膚感覚 【Active Galactic】

◆ 人間計算機はどのように計算をしてるのか? 【エルエル】

◆ 詰め将棋メモでリンクされていた「将棋とコンピュータ」に対する考察を読んで 【小宮日記】
>はたして人間は貧弱な計算能力しか持たないのだろうか?

この三つを関連があるとしてまとめて並べられているんだろうと思います。

1は、アトムの10万馬力を車からロケットまでの間で比較して、そもそも10万馬力はどの程度の馬力か?と論じている
2は、異常なほど凄い計算ができてしまう人間を紹介している(人知を越えた計算力)


2に関しては、数字による計算を、言葉とかイメージに置き換えて処理をしている模様。
こういうちょっと異常だけど、すごい計算ができる人の話をとく聞いたことがある。
例としては適切ではないかもしれないけど、自閉症の子供が、特異な能力を示す例とか、


自分が保育園に通っていたときも、保育園児なのに「新聞の漢字が読める」という
「神童N君という子がいた」
この人は、電車の名称などにも特異な記憶力を発揮していた。
(ただ、大きくなると普通の人になってしまった……)
ナイトヘッドの話ではないが、人間の脳の潜在能力は、きっとかなりあって、一般の現代人はほとんど使ってないんじゃないかと思う。


プロの将棋指しが、脳内で将棋を指せたりするのは、脳を限界まで利用するすべをもっているからかもしれない。
数値処理を言語処理に置き換えて処理できるという2の話は興味深い。偉人や天才は、その種の置き換え作業に長けているのかもしれない。


そういえば、この前NHKでやっていたトロン坂村さんの講演で
「コンピュータが状態を区別するのに128ビットの数値を使います」と説明していた。
「人間なら名前をつけて、物事を区別します。それは数字で区別しても、人間は区別できないからです。
 コンピュータは、数字で処理をしているので、区別するために、数字で区別するのは得意です」
と話していた(意訳)
コンピュータと人間は、アーキテクチャーが異なるので、それぞれ得意・不得意のやり方がある。


とはいえ、やり方を工夫すれば、人間の脳が、コンピュータでしかできないような複雑な数値処理を
できてしまう事例(2)があるというのは面白い。
事故で脳を損傷した人の話とか、間接的に脳の秘密に迫る話は、興味深い話が多い。