液晶プロジェクターの話


今自分は三洋のLP-Z2という透過型液晶のプロジェクターを持っています。
パネルはエプソン製で1280x720のハイビジョン液晶プロジェクター。D3端子装備


今日、アキバの中古店で松下のTH-AE700を39800円で売っているのをみて心を動かされたんですが、
パネルの解像度は同じで、コントラストとか光量がアップしている程度。
実際、そんなに変わらないでしょう。
(自分はAVACで、エプソン、松下、三洋の映像を見比べて三洋を選びました。三洋は絵にメリハリがある感じ)


最近は液晶プロジェクターは追いかけてなかったので、ちょっと実情を調べましたが、


kakaku.comではコストパフォーマンス的に三菱のDLPが一番人気のようです
「LVP-HC1100」最安95000円
http://kakaku.com/item/00883010889/
解像度はLP-Z2と同じですが、さすがDLPコントラスト比がかなり高い

http://dvd.or.tv/hometheater/86.html
↑三菱機の比較はここが詳しい


プロジェクターは大きく分けると

  • 透過型液晶
  • 反射型液晶
  • DLP

の三つに分かれます。


透過型は液晶パネルを投下して光が投影されるので、原理的に明るくするのが難しい、コントラスト比も出にくいです。
ドットの間が開くという欠点もあります(開いてないと投影できない)
ノートパソコンの液晶も裏にLEDや蛍光灯がありますんで透過型です。



一方、反射型は、鏡で反射させるので、光のロスが少なく明るい。ただ、機構が複雑で
ビクターのD-ILAとかSONYのSXRDとか少ない。
NHK技研で前に公開されていた4K2KはビクターのD-ILAだった)


DLPは全然違う方式。液晶じゃない。マイクロミラーで光を反射するときに、回転するカラーホイールを投下させて色をつけて映すので、
コントラスト比がものすごく出る。ただカラーホイールの制御をうまくやらないとレインボウノイズが出るって感じだった
でも、最近は安定してるようですね。
いわゆるシネコンのデジタル上映は、DLPで行われている。
(カラーホイールで色をつけるって、昔のインベーダーゲームのブラウン管の上に色セロハン張ってるのと原理は同じですねw)


つうわけで、上記の三菱は720pでDLP


透過型液晶のフルHDは、松下あたりで実売20万円
ビクターのD-ILAだと50万円ぐらいする。


方式・解像度・コントラスト比のバランスで比較するとなかなか悩ましい選択になる。


ただ、いまさらTH-AE700に買い換えるという選択はないですね
DLPか、フルHDの液晶PJが15万円ぐらいまで下がるのは待つでいいかなと。
三菱の奴は興味がありますね。どこかで映像を見る機会があれば見てみたいです。


もっとも、プロジェクターってご飯食べながら見るのは無理があるんで、忙しい平日にながらで見るには無理があるんで、
結局はあんまり使わないんですよね……


ただ、液晶TVで40インチ20万円とか出すぐらいなら、1280x720のプロジェクターが4万円で中古で買えるので、
映画をよく見るなら、プロジェクターはぜひ買うべきだと思う。