コンピュータ囲碁(CGF)特別例会を見学してきました

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秋葉原ダイビルの13階。東京大学大学院秋葉原拠点の中の部屋が会場でした。
ちょうど眼下は、例の事件のソフマップ前の交差点を見下ろす場所にありまして、
もし、事件時にこの場所にいれば、事件の様子が俯瞰できるロケーションでした。


会場は、円卓状態に机がつけられていて、参加者がデスクトップやらノートPCやらを机に置いて対戦中
正面にはプロジェクターが映されていてサーバーソフトの把握する対局図が表示されている。


9路は土曜のみですが、AyaMCの全勝優勝でした。そのほかは、清さんの勝也や、加藤(GG)さんの不動碁、GnuGOが同じ勝ち星で2位。
たしか2位は4チームだった。もう一つは、YSSの掲示板に書き込まれていた荒木さんのソフトかな?


成り金将棋のムラさんやきのあ将棋のきのあさんは、19路のみ参加だったので、午後からでした。
うさ親さんは「くろねこにゃ」で参加してました。MCシミュレーションでの石の黒・白の確定具合の確率をGUIで表現されてました。
一応最後まで観戦して、終わった後の飲み会まで参加してきました。
囲碁ソフトは作ってないし、参加も初めてだったので、コンピュータ将棋を作ってる人とは顔なじみですが、
コンピュータ囲碁のみの人は、「あいつは誰だ?」状態だったかもしれません。


囲碁ソフトを作る上で細かい部分などは、ムラさんにだいぶ色々教えてもらいました。
なんか見てると自分も作りたくなりますね。
11月だったかな? 電通大で大会があるようなので、それには参加できるように開発を始めようと思います。
まだまだコンピュータ将棋と違って、強さが確立してない感じで、今から参加してもなんとかなりそうな感じもします。


昔から有名な「勝也」はモンテカルロは使わずに、いわゆるオールドスタイル(失礼?)な手法で未だに強いソフトですが、
↑1手読みらしいです
飲み会で山下さん「冬までにはモンテカルロにしましょうよ」と悪魔の誘い(?)をしていたのが面白かったですw


FPGA囲碁を作るべきという感じの話も、加藤(GG)さんあたりを中心にだいぶ盛り上がってました。
GeForceのCUDAみたいなGPGPUで、モンテカルロシミュレーションの話も多少出ましたが。
ただ、UCTを既存のC++でやるとしたら、呼び出すオーバーヘッドがかなりありそうなので、そこは微妙かもしれません。
UCB+モンテカルロなら、CUDAだけでも充分やれそうな気もします。
確率計算は単精度浮動小数点でこなせるでしょうし。


飲み会後は、末広町からメトロで帰宅。山田@CSAさんと電車の中で話をしながら帰りました。