「人はなぜ矢倉を組むことができるのだろう。」根本的な問い

http://d.hatena.ne.jp/tihara/20080329
音声認識を研究されているIHARA NoteさんとこでCOM将棋の話題が

 人間の場合、計算器のようにゲーム木のような思考法で二十数手先を読んでいるとは考えづらいので、きっと別の思考法をしているのだろう。実際の勝負では相手の出方を見ながら駒組みをする必要があるので、かなり複雑な思考をしているはずである。人間も落とし穴法のようなことをしているのだろうか。人間が定跡を外せるのはなぜだろうか。人間は定跡との差分をとっていたりするのだろうか。将棋の場合、計算器が人間の思考法に近づく必要は全くないが、人間の思考法は気になるところである。


これは根本的な問いですよね。
結局、将棋というゲームの難解さはこのへんに凝縮されているような気がします。


まったく将棋が判らない人が駒の動かし方を教えられたとして、自然と「矢倉で囲った方がいい」なんて絶対思わないですよね。
子供は将棋の本を読んで「○○囲い」を覚える。文字通り覚える。
なぜ囲うか、どうやって囲うかは別問題なんでしょうけど、


なぜ囲うのか? なぜ囲うと有利なのか? どうして有利と判るのか? いつ判ったのか? 地球が何回回ったとき?


そういえば、昔「なぜ位取りをするのか?」を疑問に思ったことがあります。
将棋を知ってる周囲の人に聞いたことがあります。


「どうして位取りをした方がいいの?」
「位取りをしたら、駒を自陣に打ち込まれて負けるんじゃない?」


とはいえ、現在は、
銀とか歩は位取りすると評価プラスにしてますけどね(^^;
銀で位取りすると敵の攻めを封じますからね(^^;


ただ位をとればイイってもんじゃなくて、「位を取ったら位の確保」って格言があるんですよね
http://ww61.tiki.ne.jp/~bessho/kakugen.htm
将棋が詳しくないので、格言集は参考になります(汗


>「敵の打ちたいところへ打て」
 やってないっす(^^;
 探索で結果的にやってるかもしれんけど。
 COMオセロなら常識ですよね。
 手の生成で、相手の最善手を防ぐ手を生成では、こういう考えたかをしているのかも。