序盤の棋譜との一致度を上げるのを目標にやってみます

将棋開発は、NPSなどの速度を上げる方向と、評価関数の精度を上げる方向の二つあると思いますが、
読みと大局観って奴ですか(^^;


速度を上げる方は、ある意味、ゴールがないので、底なし沼で、試行錯誤して時間かけたわりに、
逆に悪くなっていたなんてことになりがちなので、
ここは、評価関数の学習に取り組みたいと思います。

2007/9/30
[ 24-169] 11.6/37.3(42)  8.8/54.2(155) 11.9/98.2(227) 12.6/110.0(165)

プロの棋譜との一致度ですが、局面が少ないですが25局
手数1-29 30-59 60-99 100-129
毎の、棋譜上の合法手の数と1手+静止探索が導いた手の順位の平均を計算しました。
たとえば1-29の序盤に関しては、合法手は平均37.3手あって、ソフトの選んだ手の順位は平均11.6
ということは11番目まで行く前に他の手を選んでしまう可能性が高いわけです。


逆に、30-59は8.8/54.2と、合法手は増えているのに一致度は上昇している。
このへんは駒の損得があるので取り合い探索で精度が上がっていると言えるでしょう。


問題は、合法手が少ないにも関わらず全然一致してない序盤。平均37手に対し、生成手が11番目。
ちなみに(42)は棋譜と一致した数。序盤は全然一致してません。(25x30=750手のうち42手しか一致してない)
というわけで、Bonanzaの学習法や、GPS将棋の二駒の関係の学習を参考に、
なんとか序盤の改善に乗り出してみようと思います。


まじ、定跡で序盤が進まないとそのまま負けますから(^^;