ムーンライトマイル(MOONLIGHT MILE)2ndシーズン #1,#2

WOWOWです。
http://www.wowow.co.jp/anime/moonlight/


1話が素晴らしい!


ロストマンのターンなんですが、
ロストマンは米国宇宙軍(まだ隠密状態)に入隊して、ナイトメア(自力成層圏離脱型スクラムジェット宇宙船)
で、衛星軌道上の基地に行ってます。
(前回1stの最後で秘密基地からの出発時をパパラッチされた後)


周囲はたたぎあげの強者のパイロットたちばかり。元登山家のどこの馬の骨かもわからん
ロストマンに、やや不満げ。
ロストマンはしばらくゲリラに監禁されたんで、キャリアが止まってますからね)
基地指令は「大丈夫か?」と心配げ。


そこでロストマンは部下に提案します「模擬戦をしよう。1対5だ。皆で俺を狙え。負けたら首をやる」
部下たち「あとであれは冗談だったは通じませんぜ」


模擬戦に勝つことだけじゃなくて、もっと大事なことで部下の気持ちをつかみます。
大切なのは、力を示すことだけじゃない(それも必要)
でも、「仲間を思う甘さだけでは意味がない」
戦場はエベレストの頂上と同じ。「まず自分が生き残ることが大切」
ここまでは、言われれば判りますが、感情的にしこりが残る。


ロストマン「無駄に死なす必要はないだろ」


最後は、部下全員、通路でロストマンが通りかかったら「最敬礼」(゚Д゚ )ウマー


たった30分で、濃密な人間ドラマを見せてもらったです。
しかも、戦闘は、宇宙戦闘機同士。


これも、従来のSFの戦争物であるような変な部分が無い。
そもそもレーダーが当たって反射で戻ってくるぐらいなら、レーザー兵器当たってるちゅうねん。
先にロックオンした方がミサイルで勝つ、
みたいな空戦は、宇宙では当てはまらない。
ミサイルが飛ぶ速度より遙かに速い速度でレーザー兵器は飛ぶ。
(そういう意味で、ミサイル撃ちまくりマクロスはもうSFではないよね……)
慣性などを考慮して、相手の移動位置を航法コンピュータを駆使して予測して、
そっちにレーザー兵器を撃つ。
でも、外せば、相手に位置を悟られる。


あと、宇宙戦闘機がまったく飛行機っぽくない。デザインが。
これまでのSFものは宇宙戦闘機がかならず飛行物体っぽい。
宇宙は、真空だから空気抵抗がない。まるっこいデザインである必要はないのに。
ムーンライトマイルの宇宙戦闘機(スターファイター)は、
まるで、人工衛星みたいな形をしています(人工衛星ってものすごい速度で宇宙を飛んでるのよね)
姿勢制御は、細かくロケットを噴射します。
その技術は、船外活動で、いかにロケット噴射を抑えて、目指す方向に戻れるか?
といった技術の上に成り立っている。


2話は吾郎のターン。
1話は、1:nのドラマだったが、一転して、2話はn:1のドラマ


ミゲルって生意気な新人宇宙飛行士が軌道基地にやってきて、吾郎が指導に当たる。
そんなある日、ミゲルは事故に巻き込まれる。
1話は一人が全員にとけ込む話だったが、今度は全員が一人を包む話。
いよいよ三話は、中国宇宙軍が動き出す模様です。