バンビーノ!

非常に素晴らしい。厨房がいままで厳しかっただけに、できるようになった伴の喜びは百倍であり、
見るモノの感動も百倍。
最後に「まかない」を作る。最高のエピソードと思う。
しかも、それは美味しい。
彼が美味しいモノを作れることは皆判っているのだ。で、なければ、兄弟子がわざわざ修行させに送り込むワケがない。
シェフは来たばかりの伴に作らせたパスタを「人まねの上手い、器用な味だな」と評していたが、
修行によって、そこには本物の魂が注入されたに違いない。
「まかない」は美味しかった。でも、だれも「そうは言わない」
食べているところを見られまいと顔をそむけて、みな熱心に食べていた。
彼らは、食に関して正直で、かつ素直で、敏感である。
「美味しい」なんて言葉はいらない。
美味しそうに食べる姿を見られまいと、互いに表情を隠し合う姿にすべてが凝縮されている。
美味しいと素直に思えるからこそ、客に美味しいモノを提供できるのかもしれない。


「あそこで働きたい」。そういう展開も当然。というか、そう思える場所に出会えて伴は幸せだと思う。
帰りの飛行機ってスカイマークっすか(^^;
ま、リアリティがあるといえばあるかも(w