FPGAってどうですかね?

次の選手権まで1年ありますので、今は時間のかかる目標を考える時期と思います。
FPGAは前から考えているのですが、
実際に使うことを考えると、
静止探索をFPGA化するとすると、本探索からFPGAを呼び出し、かつ結果を得る必要があります。
通信にオーバーヘッドが発生するので、FPGA本体はPCIバス以上の速度でつながっている必要があると思います。
(もしくはPCIe)
安めのFPGAキットは、予めUSBとかでプログラムをダウンロードして動かすだけで、このへんの通信は無理のようです。
PCIボードに内蔵では安価には無さそうです。


仮にPCIボードタイプとしても、現在の静止探索は、FUTILIYCUTをやっているので、評価関数を頻繁に呼び出します。
しかし、FPGAで大駒の移動可能マスを考慮した評価関数はちょっと作れそうもないです。
せいぜい駒の価値ぐらいでしょう。位置評価も難しいかも。


ということで、一歩後退して、SEEをFPGAでやるか?と考えましたが、
現在、オーダリングで使ってるだけで、あまり効果があるとは思えません。通信オーバーヘッドでかえって遅くなるかもしれません。


さらに問題なのは、FPGAボードが一枚だと当然並列処理ができません。本探索が並列でも、静止探索が一つではロックされて動けません。
かといって詰め将棋をFPGAにしても、ほとんど意味はなさそうです。現在でも十分に速いし、並列処理で使えないからです。
(お金があれば4枚差しとかもできるでしょうが……)