王の広さ


>王将の移動範囲の評価・学習を実装
>距離1〜10位*2の安全に移動可能なマスの数を数えます。
http://d.hatena.ne.jp/streakeagle/20070429/1177862866
 これは、去年の選手権会場でもGA勝!さん言ってましたね。


これって詰め将棋の証明数探索に似てると思います。
進歩本2になる昔の背尾詰めの証明数探索では、


・受け側は証明数を随時ハッシュに保存しておく
・王手された場合、可能な応手をそれぞれ指した場合のその先での証明数をハッシュから求めて合算する。
とすると、受けるときの証明数がより正確に求まる。


これを詰め将棋じゃなくて、通常時にも王が移動可能なマス数を使うってことじゃないでしょうか?
王手して逃げ場を少なく追い詰めるのは証明数探索ですが、
通常の探索でも、王の移動可能なマスは少ない方がいい。
でも、8近傍だけ見ても、たとえば逃げマスが1しかなくても、その先に広大な大地が広がっているかもしれない。



>前にも書きましたけど、逃げるのが上手くなったり、逆に早めに逃げ道をふさいだりってのが得意になります
 これがいいですね。
 王の逃げ方だけ、一直線に深読みができるってことだと思う。
 なんかうまく工夫してやってみると良さそうですね。大局観が作れそうな気がします。
 相手が連続してパスしてくれた時に、王がどこまで逃げられるか?を調べるってことかなと思う。
 (相手にパスをさせて探索するのはλサーチという概念があるらしい)


ビットボードだと、敵利きの無いマスを数えるのは得意。
王の25近傍の敵利きの無いマス数を数えて、多い場合は逃げ場が多いと判断。
王の広さと堅さは相反するが、
要は、移動可能なマスの数じゃなくて、マス同士がつながっているか?
囲碁の連のように敵利きの無いマスが連続してつながってる数を数えるといいかも?