国会図書館へ行ってきました

土曜日は、国立国会図書館へ行ってきました。
日本で出版されているありとあらゆる本があるという図書館で、
国会議事堂の北にあるんですが、最寄の駅は永田町駅もしくは国会議事堂駅


普通の図書館と違って、利用者が本を選ぶのではなくて、端末で利用したい本を検索して申し込むと、
しばらくしてカウンターで受け取るって仕組み。
図書館の中には本はまったく無く、検索端末が大量に並んでいるだけ。
裏ではスタッフが利用書のリクエストした本を集めるために駆けずり回ってるんだと思う。
テレビで国会図書館を紹介してるのを見たときは、
地下まで大量の蔵書が置かれているらしい。蔵書エリアには一般の人は入ることはできないわけですが……


ここで過去のGPWの論文誌を三冊借りて読みました。
一回に三件までしか申請できないし、カウンターで受け取るまで時間がかかるので、
三冊しか見れなかった。
TD法をつかってニューラルネットで評価関数を学習する手法や、
去年のGPWで、大槻将棋の大槻さんが、n-gramで将棋の差し手を統計評価する論文などが興味深かったです(エントロピーを導入している)
あと、農工大で、確率PIPEというので、評価関数を学習する仕組みで、
たんに重みを学習するのではなくて、

要素1+要素2+要素3という単純な線形足し算の関係だけじゃなくて、


要素1-要素2+要素2/要素3

みたいな一部を非線形な要素としても評価できるシステムでした。
まったりゆうちゃんの評価関数の将棋と、対戦させて、
どういう組み合わせで、評価要素を組み合わせると、勝ち越すか? また、負け越すか?
を判定していた。
みなさんも評価関数は線形和で作っていると思いますが
(例えば、駒得+王の守り+飛車の自由度+駒の相対位置+駒の絶対位置 みたいな線形和)
非線形で評価は人手でやるのは難しそうです。
(ただ、論文では、将棋の場合、非線形の要素は少なそうと言えると書かれていた)