改良につぐ改良‥‥

将棋ソフト開発も、もう死にそう‥‥
この土日ろくに食べてないし、家から一歩も出てない。
コンピュータ囲碁の本がついに出たので、
風呂でも入って、新宿の紀伊国屋にでも買いに行くかな‥‥
吉祥寺で売ってれば自転車で行けるけど、無いだろうな。
紀伊国屋は店頭在庫が検索できるから便利だ。
(検索すると新宿は本店と南店にあるが、吉祥寺の紀伊国屋には無い模様)



あと、PSPでテレビ見ながらやってるが、エジプトのツタンカーメンの番組を見ている。
そういえば、昨日は、雨宮慶太監督の特撮番組を夜中やってた。
GAROってやつ? すげーよかったよ。
映像的にも、ガジェット的にも。いい仕事してると思った。


話は戻る。囲碁の本は勝成作ってる方(もともとICOTで囲碁を研究されてた方)
と、うさぴょんの生みの親さん、YSSの山下さんの共著らしい。
うさぴょんの本にはお世話になってます。
ほんと、この本が無かったら、将棋の開発は困難だったでしょう。


つうわけで、HTMLレベルのGUIも作りつつ、改良中です、
根本的に、ものすごいバグだらけだったことが判明!(汗
道理で勝てないわけだ‥‥
間違った手は指さないから、案外、バグの存在に気づきにくい。
どういう手筋を読んでいるかを表示させてはじめて気づいた。


詰みルーチンも呼び出すようにしたし(まだ9手詰めまでしか探さない)
王が2筋、もしくは8筋に移動するようにしたり、評価関数もいろいろと仕込んでいる。
まだ定跡はぜんぜん無いが、これは後回しでいいと思う。
手筋集は入れたいと思うけど。
たとえば、序盤に、飛の前を突かれると角の頭が弱いわけだけど、
このへんは定跡なしで探索だと案外難しい。
角に働いている利きが敵の利きの方が多くなったら、すごくマイナス評価をするようにしたら、
事前に予防しようと動いてくれるようになった(たとえば金や銀が上がったり)


ま、しかし、将棋としても将棋ソフトとしてもいまさらと言うような基本な話なわけだろうが。
しかし、ボナンザは凄いね。1秒モードでも勝てませんよ。
1秒でも6手、7手は読んでるけど、どういうこと? 恐ろしい‥‥。
しかも、相手に傷につけこんでくる、あの狩をする肉食動物ような俊敏な動き!
利きを重ねてくるテクニックは人間としか思えない‥‥。
ま、お手本と思えばいいわけだろうけど。


うさぴょんLV2と戦わせた。向こうは10秒モード
こっちは20秒ぐらい考えるモード
探索数は200万ノードだから100Knode/s。
ずいぶんと遅くなってしまった。bonanzaの三分の1くらいかな。
でも、まずは強くならないと仕方ないし、早くするのは後でいいや。

前半から順調に駒得を重ねて大差に。中盤攻め倦んだが、
飛車が成りこんでからは、詰め将棋ルーチンが30秒考え込んで、
8手即詰みを発見。そのまま勝利した。
時間を互角にすると勝てないだろうが、持ち時間二倍ハンデなら勝てると思う。
ちょっと互角でもやってみよう‥


わらしべ長者のように持ち駒があるから、ほんとは必至をやればもっとはやく
勝てたんだろうけど。
必至に関しては、コンピュータ将棋の進歩の本に詳しいけど、
簡単にやるなら、敵の王の周辺に適当に駒をぶち込んでみて、即詰みがないか
調べるという感じになるのかな。
必至も定義があいまいらしいが‥‥
利き表があるから、全体での占領地域を見て、王を囲い込むようにしたら、
王手王手のみっともない手をささないんだろうね。