人工知能研究では、確率と統計が流行っているらしい
http://homepage1.nifty.com/kazuf/renewal.html
>なんだかわからないけど、現実と合う、予測に利用できるというだけでは、おもしろくないという気がする。神様はさいころを振らないというアインシュタインの言葉が頭の中をぐるぐる回っている
そのへんがわたしもひっかかるんですが、
トレンド的には、増大したCPUパワーという資源を武器にガリガリ動かして、なんかよさげに動けばOK
みたいな感じは、今、強いような気がします。
けっきょく記号処理とかアルゴリズム作りこんでって方向では、どうにも行き詰って、進展しないので、
マルコフ連鎖とか、ベイジアンネットとか、みな統計と確率に基づく手法ですよね。
「神様はさいころを振らない」って言葉ですが、
たしかアインシュタインも量子力学には拒否反応を示してたんですよね。
詳しいことは知りませんが。
確率を制御する技術って感じで妥協するしかないのかもしれません。
複雑系とか出てくると、以前読んだ新書によれば、
確率ってのは統計的に一意に決まる以上は、決定論で、
本当に非決定論といえるのは、カオス現象だけである。みたいに書いてあると理解しました。
マルコフ連鎖とかファジー理論とかの乱数と確率ってのは、
アルゴリズムを複数用意してやるって点では、従来の技術であり、「どれを使うか」を「ゆらぎ」として選ぶところが「強さ」のような気がします。
遺伝アルゴリズムも「交差」による遺伝子の確率的な交換で「組合せが増加する」
その確率の制御技術なんだと思うんです。
しかし、長期的に見た場合に、確率制御技術で、「ブレイクスルー」ができるのか、どうか?
ちょっと疑問な気がします。
けっきょくアルゴリズムの組合せの「どれを選ぶか」に確率統計を使うだけで、「ひとつひとつのアルゴリズムが変わるわけではない」と思うんです。
たとえば、マルコフ連鎖で自動作曲にしてみても、ベイズネットで、スパムフィルター動かすにしても、
ひとつひとつの「選ばれた処理」は「従来の決定論的なアルゴリズム」と同じでしかないので、
ま、その「何をどう選ぶか?」という所が理論なので、「なにかできる」という気はするのですが……。
なんだかよく判らない話に(^^;)
>山鳥重著、「わかる」とはどういうことか-認識の脳科学、ちくま新書339、2002年、236ページ、720円。
>記憶には、出来事の記憶、意味の記憶、手順の記憶がある
わたしもブルーバックスで似たような海馬の本を読みました。
年をとると「手続き記憶」は強くなるので、それを活かすと年寄りでも上手く記憶できるみたいな話が載ってました。
こういう風に考えを文章にまとめて書いておくと、手続き記憶となって「より強く覚える」らしいとか。
>繰り返されると意識に上らなくなる
いわゆる体で覚えるってやつですね。自転車の運転とか。
しかし、けっして体で覚えているわけではない。
「手に職」とか「体で覚える」とかよく言うけど、
しかし、実際に覚えているのは「脳」以外にはなく、
体が何かを覚えているわけでは「ない」のですよね。