サイエンスゼロ「バイオメトリックス」(NHK)

http://www.nhk.or.jp/zero/


 哲学者クロサキ キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!
http://www.nttcom.co.jp/comzine/archive/taidan/vol6/kurosakipro.html


「バイオメトリックス」は
http://www.keyman.or.jp/search/30000075_1.html
http://www.hotwired.co.jp/news/news/business/story/20010907106.html


 たとえば、顔を機械で認証したり、手のひらを近赤外線で血管の網を認識して、個人を識別するような技術らしいです。
 従来は指紋とか網膜で認識する路線はありましたが、
顔を見て認識できれば、鉄道の改札なので「顔パス」が可能になります。
 東京ではSUICAとかの「晒すだけで通れるカード」みたいなのがあるそうですが、
 (地方じゃそんな便利なものないです←っていうか猫に小判。JR博多駅はいまでも自動改札ですらないです(笑


 顔パスができれば、「晒す必要も無い」わけです。
 窓口で金を払うときに、機械が顔を覚えておけば、改札で「その人がどうかわかります」
 もちろん「偽造とか」の問題は残ります。
 しかし、定期でも、電子カードでも偽造の問題は残ります。世の中に完璧はそもそもありえません。
 その偽造の可能性を考えても、トータルで便利になれば(・∀・)ウマーです。


 面白いのはどーやって顔をうまく認識しているか。
 まず「目」「口」「鼻」などの個別のパーツを認識し、そのパーツ同士の位置関係を認識することで「顔を認識する」
 この方法なら、画像のどこに顔があっても探せます。斜めも「相対的な部品の関係性で認識するので、問題ないです」
 もう一方で、大量の顔情報をもとに、「平均的な顔のパーツの位置」を割り出し、
 その平均顔との相違から、「個別の顔の特徴を情報化する」
 (よーするに、普通より口のでかい人は、そこが特徴で、その差異がベクトル化される)
 この方法は、たとえサングラスをして「目が見えなくても」「口がそっくりなら」「同じ人と認識できる」
 という「強さ」を持っているようです。


哲学者クロサキが初めに語った言葉で、
「従来、自分を定義するものは、外界からの観察とかだった。しかし、バイオメトリックスは、自分自身を定義するために、自分自身の情報を利用するという面白い発想の転換があります」
 みたいなことを言っていた。
 背景に、これまでの哲学がたどってきた思考の流れがあると思いますが、
 面白いです。
 「人を外見で判断する」「人を外見で判断するな」というぐらい、
 人は他人の評価によって決定付けられる。
 自分を自分で表現しようにも、「この日記のように文章にして誰かに読んでもらって、はじめて自己表現が出来る」
 しかし、バイオメトリックスは、自分を自分自身で定義できる考えかたに則ってるかもしれない。