読書

唐沢俊一「ドンデモ一行知識の世界」ちくま文庫 2002年

 トリヴィアの泉ってよく考えたら唐沢さんの一行知識と同じだよな……。
 どういうふうに記述すれば「同じ事実」が「一行知識になるか」を解説しながらトンデモ一行知識を解説。
 そういえば、昨日はダイエーは26点も取ったが、今日は近鉄戦で負けた(敬遠があだとなった)


「実は、近鉄のマークは『岡本太郎』がデザインしているのである」
 へぇー。
 知らなかったよ。
 メディアファクトリーのデザインは埼玉県知事の娘がデザインしているというのはNCSの投稿で知ったが(けっこういいデザインだよな)(←正確には娘の夫だそうです)

 ほかにも「人間国宝には70人の定員がある」とかへぇー。


栗本慎一郎「反文学論」光文社文庫 昭和59年

 これはかなり古い本だが、この人は世代的に読んでない。どっちかというとテレビタレントの側面しか知らないことが多い。パンツを履いたうんぬんぐらいしか知らない。
 最近は見ないけど、この人の本をたまたま読むと面白かったので、芋づる式に読んでいる。
 「当時とは言え、断定口調。わたしは神である。天才であるみたいな言い方や書き方も、逆に潔くて、面白い」
 ここでも大江健三郎を「古い」と断定し、「筒井康隆の虚構船団は面白くない」と断言する。それはけっこう納得できる。
 PKディック論もなかなか興味深かった。あぶくの城に入っているそうだが、残念ながらあぶくの城は読んだことが無いのである。オークションに出ても買えないぐらい高価だろうから、おそらく一生読むことはできないと諦めている。