ER

 一回見損なったので、脳腫瘍の手術の状況はよく判らないが、死なずに済んでよかった。
 手術のトラブルでコーディは裁判沙汰になっていたが、色々とあって乗り越える。でも、今回の手術中にパニックは見てて辛かった。
 酔っ払いが横断歩道の親子をはねて、父親死亡。母親と娘がERにかつぎこまれる。母親をオペ室へ移動させる前に「娘の顔を見させる」
 そのために余計に輸血いるし、医学的にはだめだけど、人間的にはじーんとくる。このへんが医者とはなんだろうってことかな。
 お尻をうってかつぎこまれた老司教さまと医者の立場も考えさせられる。
 ERって、必ず、両方の立場、視点からものを見る。
 そしてそれは二項対立ではない。一般的に正しい方が悪く見えたり、でもあとでそれは間違いのように思わせたり。
 そのへんのドラマ的な掘り下げや展開が毎回素晴らしいと思う。