リア王コンプレックス

http://markethack.net/archives/51688353.html

同誌は「日本は輸出大国だが、スイスに対しては赤字だ」と書き出す。
何故ならロレックスのような高級時計を輸入しているので貿易収支は赤字。
同様にフランスとイタリアに対しても、
ボルドーのワインやマスカルポーネ(クリームチーズ)やアルマーニを輸入しているので赤字。

高級品はデフレに強い。

藻谷氏はもっと厳しい見方を示す。
彼は高齢者は「手持ち資金を子ども達に渡し過ぎると子ども達から見放される」と感じる
「リヤ王」コンプレックスにかかっているという。

被相続人が長生きすることは、一方で相続人が高齢化することを意味する。
藻谷氏は相続人の平均寿命は67歳であるといい、相続税の引き上げにより、
高齢者では子どもではなく、孫達に贈与が起きるのではないか?と税制改正を歓迎している。

なるほど。リア王コンプレックスか。
これは考えたことがなかった。
世代間格差の問題の根底にはこれがあるのかも。