ソーシャルネットワークを見てきました - disられる幸運

かなり面白かったです。
ただ、一般層には面白さはよく分からないかも?
大学のボート部をdisってるのは確かというか、
そういう一面的な視点ではないでしょうけど。


facebookはすでにmyspaceがあったし、独創的だったわけではない。
でも、普及したのは偶然ではなく、強かな戦略があった。
ネタバレはまずいですけど、
一般的には、ハーバード大学の学生というステータスを利用した排他的なSNSというのが
出発点としてのアイデア
ただ、そのアイデアだけでどうにかなるわけではない。
ユーザーにとってみれば、饅頭が元祖だろうと本家だろうと関係ない、
美味しくてリーズナブルでクールじゃないといけない。


Mark Zuckerbergはコンピュータオタだけど、勝機を見出す強かさを持っている
これは商才があると言ってもいいのか、よく分かりませんが、
NYでスポンサーを口説いて回る形の営業力は、もはや商才とは言えないということでしょう。


印象に残ったのは、theFacebookがそこそこ成功したタイミングで
ボストン大学の元彼女に自慢して見せるけど、
彼女はハーバードじゃないのでtheFacebookのことを知らない。
で、「ビデオゲームがんばってね」と思いっきりdisられる。
それに激怒したマークは、他の大学にもfacebookを広げ始める。
有名な大学から順番に加えていく戦略が上手い。
もちろんそこにはボストン大学が含まれている(大学レベル的にはおかしいらしい)
↑disった元彼女に対する意趣返し


↑怒りや恨みルサンチマンといのは、ものすごいパワーを生み出す
 これはバカに出来ない。
 ハングリー精神なんてのも貧困な状況への恨みが根源だと思う。
 豊かになればハングリー精神は失われる
 もちろん、それは食えるということだけではない。
 ハーバード大の学生だけど、クラブにも入れず、無名である自分という
 立場がパワーを生み出す


ビルゲイツにしても邪悪と思うんですよ。
4KBのbasicはいいとしても、MS-DOSは他社が作った製品で、
でも「それが売れる」と判断した。ここで友好的にやってたら利益をとられるし、
主導権を握れなかったでしょう。


Appleのジョブスにしたって、嘘の情報は流すし、iPadの価格にしても
まず高価な金額をマスコミにリークして、後から「意外に安い」という印象操作をしているらしいしw


コンピュータオタなのはいいとしても他人に利用されて生きてても仕方ない。
技術者は技術を持っているという武器を持っているのだから、
既にスタートで有利なわけですから、それを活かして、マークのように強かに生きないとね(^^;



冒頭、vaioノートがうざいw ソニーやることがセコイ
ハーバード大学の学長の席にあったPCはdellだったけど。
兄弟が学長にdisられるところは痛快