Yahoo!逝った!

http://markethack.net/archives/51666432.html

米ヤフー本社がクリスマス前に鬼畜の600人レイオフを実施。
孫さんのヤフー日本は余裕なコメントをされてましたが、

ヤフー・ジャパンはアメリカの本家より上手くいっているのかも知れません。

しかしそれではヤフー・ジャパンがとりわけ上手くやっていて、アメリカのヤフーに逆輸出できるようなサービスやノウハウがあるか?
と言えば、残念だけど僕には思いつきません。

そうであれば考えようによってはヤフー・ジャパンの好成績は単にまだ日本のインターネット・シーンが
Facebookなどの洗礼をもろに受けていないというだけの事なのかも知れないという気もするのです。

言い直せばこんにちヤフー本社がもがき苦しんでいる状況を、いずれヤフー・ジャパンも経験する日が来ないとも限らないということです。

なぜ僕がそう考えるか?

その理由はヤフー・ジャパンにもユーザーをengageするようなサービスは余り存在しないし、socialな機能も前面に出ていないからです。

まったく同意。
日本のヤフーがなにか優れている点はまったくないと思う。
単に、日本はライト層が多かったので、なにも考えなくても使えるポータルに依存していたが、
SNSが台頭し、ライト層の興味は、情報を得ることから、コミュニケーションに移った。
ブログ時代は、あくまで情報発信であって、ライト層にとっては可能だが、誰も来ないという悲しみを生むだけだったが、
SNS時代になって、ライト層は真のコミュニケーション手段を得た。


たとえば、ヤフーグルメを考えて欲しい。食べログと比較すると、ユーザーのコメントや評価をメインと考える雰囲気が感じられない。
あくまで、店←→ヤフーのB2Bな関係がメインであって、店の評価やコメントはおまけである。
これは会社としてのDNAの問題で、Yahoo!web1.0企業に見える。
検索エンジン開発を捨ててメディア企業になろうというのが、既に先祖還りを狙う逆玉ではないだろうか?


amazonも、ユーザーのレビューとかコミュニケーションはおまけに見えるんですが、逆に協調フィルタリングを用いた、
「あなたにおすすめ」が強烈に機能しているので、これはweb2.0が弱いのではなく、個人にAIパーソナライズされたweb3.0に近い世界なんではないでしょうか?
Googleの場合、ログイン率が低いのが悩みらしく、ある意味、究極のweb1.0企業に見えますが、
amazonの場合は買い物だからログインしない使い方が皆無なので、web3.0方面に進化しているだろうと思う。
SNSはweb2.5ぐらいで考えればいいのかなあ?