ユーザーとサービス提供者との距離(が近いほど強い)

昔、ラノベが何が凄いのかって考えたときに、
作者の立ち位置と読者の立ち位置が近い
だったんですよ。


AKB48風に言うなら、会いに行けるSF作家みたいな。
SFが高学歴化していく中で、萌えとか学園ラブコメとかに特化する形で、
より読者との距離を詰めていったのが、ラノベ誕生とすれば、


web2.0的なユーザーが主役であると概念を転換したムーブメントは、
芸能人や有名人のステータス自身が、メディアが創りだした虚像であることを
より鮮明化していく中で、
新聞や出版、マスコミの地位を引きずり落とし、


でも、そのことがさらに、より本質的に優れた情報発信者の価値を浮き彫りにしていく
と思うんですよ。
メディアが創りだした、虚像としてのアイドル(偶像)は、
売り出すための宣伝費をメディアに依存するが故に、
メディア自身がアイドルを消費してしまう
だからこそピンハネされても文句は言えない鈴木亜美


池田先生が、情報の価値として、威力=価値/距離
みたいな定義をされているのを見た記憶があるんですが、
遠くのアイドルより、会いに行けるアイドルは距離が近いわけです。
1人より、20人ぐらい対象がいるほうが、よりユーザーとマッチングする確率が高まるわけです。


そうして、多くの人達が、より近い所に情報の価値を見出すようになったので、
テレビを観る人は減り、コンシューマーゲームの売上は減るのでしょう。
友達や近い存在とつるむ方が、距離が短い分楽しいわけですよ。
青田買いは楽しいけど、育ったら、興味ない みたいな世界


世界は、距離を縮めながら、急速に速くなっている。それは間違いない。