まほろまてぃっく特別編(まほろさんには、おそらく美味さが判ってない)

まだ後編を見てないんですが、前編


言うまでも無く、まほろさんってロボットメイドなんですが、
ロボットであることを意識させる描写とか展開があまりないんですね
戦闘シーンになると、運動性能が凄まじいので、普通じゃないってことは判るんですが、


ただ、これは昔からですけど、
まほろさん料理上手いですよね。
すると「これは○○の絶品○○の味に瓜二つではないかーーー!」て

大江千鶴子
声優:真田アサミ
美里優とは幼なじみで同級生。美味しい食べ物に目がなく、まほろの手料理の大ファン。

この娘が叫ぶわけですよ。
まほろさんも嬉しいようなくすぐったい様なはにかみ笑顔で微笑むわけです。
微笑ましいシーンですよね。


一見。


実は、まほろさんには本質的に「美味しい」ということが判ってないんではないでしょうか?
以前、爆笑学問で味覚センサーを開発した九州大学の先生を訪問してましたけど、
うまみとか辛味とか美味しさの指標は、まほろさんの舌のセンサーでも
おそらく理解できてると思うんです。
有名店の味を再現できるのは、彼女の味覚センサーが優れている証拠なんです。


でも、まほろさんには「これは美味しい」という自らの感情がおそらく無いんでしょう。
だから「有名店と同じ味」を再現することでしか、大江千鶴子を満足させられない。
まほろさんは完ぺき主義者だから、
「美味しい」と言って貰わないわけには行かないんです。
それには、有名店の味を完全コピーするしかない。


まほろまてぃっくには、まほろさんのロボットしての苦悩とか、
そういう判りやすいロボットと人間の対比は、ほぼ描かれてないと思うのですが、
まほろさんはいづれ活動限界が来るのでしょう。
でも、死は人間にも訪れます。


むしろ、
「絶品○○の味に瓜二つではないかーーー!」
と千鶴子が叫ぶたびに、
なんだか複雑な心境になってしまうのです。