プロフェッショナルの仕事術で「光ファイバー研究」

http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/080826/index.html


途中から見たのですが、
プラスティックの光ファイバーの研究者が出ていた
研究を始めた当初はガラスの光ファイバーは実用化されたが、
プラスティックは光が拡散してすぐ消えてしまう、全然使い物にならなかった。
研究者は13年(だったかな?)も孤独に研究し
途中では米国の研究機関から「光ファイバーはやめて、レンズの研究をしないか?」と誘われたらしい
研究者は研究を「潮時か」と諦め、渡米するつもりだった。
でも、彼は諦められなかった。


彼はうまく行かない原因を「根本を解き明かす」方向で解決する道を選んだ。
光ファイバー研究をする上で、光とは何かをまず調べていく。
アインシュタインの光の方程式を調べていくうちに、
光という物は、衝突する物体の大きさや向きによって様々な変化をすることが解る
そこにプラスティック光ファイバーの光がすぐに消えてしまう原因があるんではないか?


もともと光ファイバーは芯の部分は直進性が高く、周辺部は反射を繰り返すため遅くなる(距離が伸びる)
位相をそろえるために、芯の部分にわざと不純物を入れて直進性を落としているらしい。


http://www.keiocampus.net/archives/2007/01/post_1014.html

しかし、当時の研究の主流はといえば、不純物を無くし透明にすることでした。屈折率分布ということは、不純物を加えることであり、いわば一般の考え方と逆のことを提案した訳ですから、反応は冷ややかでした。

その不純物をナノオーダーで小さくしてみる。
……光は100メートル近くファイバーの中を進んだ


結果だけ見れば「ふーん」って感じもしますけど、
誰も研究してないテーマに世界で孤独に10年以上も取り組み続けた研究者は凄い
「逆行でもけっして不幸ではなかった。楽しかった続けられたんだと思います」


そしてこの工夫を思いついたのは偶然だけではなく、基本原理に立ち返って調べつくしたことの成果なのだと思う。


最後に凄いものを紹介していた


光ファイバーで映像をそのまま配信してしまうのである。
例えばハイビジョン映像を配信する場合にビットデータにしてデジタルで配信するのではなく、
映像をそのまま配信する(^^;
それって映像の糸電話みたいなもの?(^^;
AD変換とDA変換とかいらんかもしれんw