マルコフ連鎖、自動作曲で検索してきてる人がいる模様

もしかしたら初音ミクブームで、作曲に興味をもったけど、できないので自動化できないか?と考えているのかも


音楽の音符の並びが、cdefcdfeとか並んでいたとして、
2-gramで、並ぶ頻度を数えておけば、マルコフ過程として、次に来る音符が予測できるマルコフ連鎖が蓄積できる。
こうすれば、デタラメではなく、部分、部分が、過去のメロディを模倣した、
でも、どの曲とも違う曲が、いくらでも作れる。


このへんは、言葉をマルコフ連鎖するのも同じだ。文法は正しいけど、意味に整合性は見いだせないけど、
音楽には、そもそも意味がない。メロディに意味を見いだすのは、人間の想像力だ。
でも、メロディには、人間の肉体として、楽しいと感じるメカニズムはあるんだろう。
1/fにゆらぎなんかそうだろう。
仮に、メロディに文法があるとすると、そのへんだろう。


2-gramを3-gram、4-gramと拡張していけば、より部分的に長いメロディの連鎖になるので、
よりランダム性からまともな曲に近くなると思われる。


しかし、ここで構造問題を考えたい。
最近のPOP音楽には、AパートとかBパートとかサビとかあるらしい。
これは、もっと戦略的な音楽の文法と思われる。
サビが短いと満足できないし、ある程度、繰り返した方がいいんだろう。
あと、静と動といった、強弱も、戦略的文法だと思う。
これは、マルコフ連鎖で救うには、やや難しいと思う
個々のメロディの連鎖というレベルではなくて、もうちょっと抽象化したブロックで、
メロディラインをとらえる必要があるのだろう。


しかし、戦略もやはりn-gram的に、マルコフ過程で推論できるんだろうと思う。
問題は、ミクロ的視点とマクロ的視点の切り替えをどのように行うかではないだろうか
1小節、2小節みたいなのが、マクロ的視点かもしれない。