みさき解良ロードマップ
来年の選手権に向けてざっくり解良案ですが、
- 並列化
これは絶対にやります。石にかじりついても。
一度できれば毎年性能アップが見込めますし。クロック周波数は上がらないので他に手段無し。
現在4coreが最安で7万円ぐらいで手に入りますから、来年は同価格で8coreに手が届くと思います。
購入はぎりぎりまで粘って8coreマシンで参戦するつもりです。
8coreのうち1coreぐらいは、撃速&深読みの選択的探索を偵察業務でやらすかも。
- 金・銀・王の相対位置評価
TACOSの橋本先生にお聞きした盤面の特徴と手筋を、棋譜から抽出して探索に生かしたいと思います。
将棋は、足の遅いコマの展開が重要と思いますし、それはchessには無い要素ですので、
アメリカ人は研究していない(pawnの配置はやってるけど)ので、
まだまだ有力な鉱脈が眠っていると思います。
- 序盤の囲いを定跡無くてもやる
定跡が止まると自分で囲えませんので、その後斬り合いになって、ちょっとした隙に攻められて負けるパターンが多い。
きちんと守っておけば、もっと強く戦えるはずである。
選手権会場で、HIT将棋の伊藤先生に、囲う上手いやり方を習ったので、
これを実装したいと思います。
二次予選の遠見将棋戦も定跡で穴熊になったおかげで、何度も攻めそこなっても負かされなかったし。
- 1手・1手の局面を認識する
Bonanza・渡辺竜王戦などを見ても、これを上手く対処できないとプロに勝つ見込みはない。
自分としても、上位ソフトの理論をまねするだけではなく、
なにか新しい探索理論を実現させたいと思う。
序盤の手待ち等もなんとか解決できる仕組みを考えたいと思います。
- さらに深く読む
深さ2の時のFutiliyCutがまだうまく行ってないので、それをやります。
あと、AspirationSearchが作りかけなので、このへんもやりましょう。
高速三手詰めを開発し、静止探索を改善する。