激指は「辛い」性格に変わっていた

 私は将棋は詳しくないのでよく判らないですが(爆
 解説の勝又6段の話でも、掲示板の評判でも「辛い」将棋になっているようです。
 直接、鶴岡さんに聞いたわけではなく、又聞きなので間違ってるかもしれませんが、
 実現確率探索の仕組みが変わっているようです。
 GPWでは、手筋と実現確率を絡める発表をされていましたが、
 実現確率は、通常は、
 「駒得する王手」とか「前回移動した駒を駒得して取る手」とか、「桂頭に歩を打つ」みたいに、
 将棋の指し手の種類が、プロの棋譜に統計的にどれだけ現れるか?の確率を求め、
 確率の高いものは深く、低いものは浅く読む探索法です
 (正確には、確率の大きさで打ち切る探索で、深さ打ち切りではない。概念的には同じことかと)
 手だけで確率を求めるといっても、実際は、局面によって同じ種類の手でも、その後の展開は違うと思います。
 探索して確かめることになると思いますが、


 ここからは、会場でうさ親さんに質問して、うさ親さんが想像されたことをおっしゃってたのですが、
 プロの棋譜の局面情報から実現確率を求めると、受ける手が多くなりそうなようです。
 それで、全体に辛い手を指すようになっているのではないかと?
 「辛い」の意味が分からず説明してもらいました(汗
「ヤクザのヒットマンが必ず鉄砲玉を二発は打ち込むみたいなことですかねえ?」と私は聞いてました。
 去年夏のGPW杯があまり強かったので、龍馬将棋さんを始め優勝予想をされた方が多かったですが、
 性格が変わっているので予想が外れても仕方がないかと……。


 2chの将棋板のスレッドでは、
 冗談で「激受」と呼んでいる人もいました……。
 あと、コンピュータは攻めが強いので、人間が相手なら受けきるソフトは強力かも?という書き込みも。
 (ただ友達を失う棋風)
 受けきる棋風だと、攻めのと金と駒を交換することになるので、互角で進むと必ず駒損になって負けるそうです。
 将棋は攻めこそ最大の防御という言葉に、なるほどなあと思いました。
 掲示板での評判はすこぶる悪かったようです(^^;


 うさ親さんがコメント欄で補足されましたので、追加します


>「プロの棋譜から学習すると受ける手が多くなりそう」、というよりは、
>「プロの棋譜から学習すると、有利な局面では相手の無理攻めを誘う手や、
>一旦安全に受けて置く手が多くなりそう」という方が正確な言葉かな、
>と思ったのでここでフォローしておきます。』 (2007/05/07 11:16)


 自分にはけっこう難しいですが、
 有利な局面でも受けるし、不利な局面も受けるだろうし、どちらにしても受ける手が多いって感じでしょうか。
 あと、受ける手はある程度決まってくるでしょうが、攻撃する手はバリエーションがあるでしょうから、
 頻度とか確率で考えると、受ける手の方が増えるような感じ?
 おそらく今年のGPW(今年は11月開催らしいです)で論文として発表されるとは思いますが……