劇場版「蟲師」も地雷!(らしい)

http://ameblo.jp/sinobi/entry-10027624262.html

みさきニュースで今日の上位なので読んでみましたが、
「主文 大友克洋は死罪」って笑いました(w


どろろに続いて、蟲師も地雷とは……
キャストは良いみたいなので、惜しいですねえ。


私思うんですが、お金を出しているような偉い人たちは、当然、なにが面白いとかは分からないと思います。
だから、作家のネームバリューとか、表層的な映像でしか判断ができないと思うんです。


だから、断片を抜き出すと、「大作っぽい」感じの映像を「これはすごい。これなら当たる!」
と財布を緩めるんじゃないかと思うんです。
GONZO銀色の髪のアギトもそうじゃないかな? サムライ7も)

スチームボーイは絶対地雷だからと思って、ながらく見ませんでしたが、去年、WOWOWでハイビジョンだったし
見てみました。
正直、予想ほどは悪くなかったのですが、
話のつじつまがでたらめでした。そして登場人物たちのモチベーションがばらばらで理解できないシーンばかりでした。
たとえば冒頭の家に押し入るシーンでも、襲い方がちっともプロっぽくないし、
逃げ方も突然変な兵器が出てきて、ちっとも納得できない。
キャラクターの行動に納得ができないと、彼らが生きているように感じないし、
当然、感情移入もできません。


一見、宮崎駿っぽい感じで、ナディアにも似てるんですが、シーンの流れがすごく不自然でした。
前に創作手法の本を見たときに、老いるとなにができなくなるか?というと、
イデアとアイデアをまとめていく総合力が無くなると書いてありました。
要するに、伏線を消化できない。もしくは伏線を貼れない。ご都合主義、落ち無し、投げっぱなし。
スチームボーイは、長すぎるし、目的が希薄だし、どうしようもなかったです。



というわけで、だらだらと何が言いたいかというと、
もともと創作者でもアニメファンでもマンガファンでも特撮ファンでもない、ドラマファンでもない
スポンサーや偉い人が、モノを見る目が無いのは当然と思うんですが、
現場で製作にかかわってる人間は、「蟲師」がだめだめ(見てないので状況証拠から推測)なことは
分かるんじゃないでしょうか?


たとえば、「どろろ映像化は過去何度も話があったんですが実現しなかったんですよ」
といって特番でどろろを薦めていた手塚プロの人は、
見る目が無いのか? それともお客さんをだましていたのか?