GoogleNews 日本語版beta開始

 韓国版も同時開始してますが、
 カトゆーさんは「凄く便利」とコメントされてましたが、そうでしょうね。
 見て思ったことは、

http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0409/01/news051.html
http://kusanone.exblog.jp/960208/



1.iMacの記事を「国際」に分類している
2.国内新聞社の反応、対応(読売新聞の係争中を始め、国内サイトは直リンを認めてない)
3.機械ニュースの意思。公平性、客観性、中立性は「誰」が保証するのか?


3はGoogleNewsで自身を検索して記事を色々と読んだんですが、
例えば米国の大統領選で、候補者同士を扱う記事を掲載するときに、
単純に「報じてる数」といった量的な評価をすると、「大きく片方に偏る」ことが生じてしまう。
たとえ、そこに計算結果しか無いとしても、結果として、選挙に影響が出れば「問題」が発生する。
かといって、無理に公平にすると、そのバイアスが「不公平」でもあるわけで、
人間の旧来のニュースメディアでも同じ問題は発生しますが、
(たとえば数では劣っていても、面白いとか権力批判のためにメディアは、公平という名の不公平をよくやると思いますが)


2は、米国でも、「勝手にリンクしてけしからん」という話はあるけれど、リンクされないと逆に困る(ほどGoogleパワーは強い)ので、逆に「リンク歓迎」かえって「客が増えた」ということになってるようです。


1は、GoogleNewsは記事を色々と読むと「クラスタ分類」という方法をやっているようですが、
http://www.interscope.co.jp/method/m01.html
まず、記事をクラスタ単位で似たものに分類して、クラスタ単位で「重要度」を判定しているようです。
で、その「クラスタ」が「どのカテゴリになるか」を判定してるのだと思う。
おそらく、例題を用意して学習させて、カテゴリを判定してるだと思いますが、
国内で、iMac記事を「国際扱い」しているのは、その判定が甘いのでしょう。


しかし、ITmediaとかImpressの記事を更新20分後に拾うなど、さすが機械ニュースと思います。
たとえ国内新聞が反発をしても、世の流れが、機械ニュースの存在を認めるでしょうし、
問題があるとすれば、Googleが他者の記事をタダで利用して、広告料を稼いでいる事実かもしれない。
すくなくとも、ニュースサイトは、通信社から記事を買ったり、自己で取材するなり努力をしているわけで、
一度、プログラムを作れば、ランニングコスト0で稼動する機械ニュースは、「打ち出の小槌」と呼んでもいいのだろう。(作る労力はあるのですが)
しかし、ニュースサイトも広報からニュースを無料でもらったりはしている面もあるだろうし、
Googleは特定のサイトを贔屓することなく、公平に機械的に運営されている限りは、
「みんなで幸せになる」とも言えるだろう。
GoogleNewsにリンクされれば客は増えるわけだし、リンクされたければ話題になる記事をいち早く見つける努力をするしかないわけで。