ハリポタ本屋に在庫がうなっているらしい

(知った場所V林田日記

 第4巻の返品不可だったらしい。
 返品できない本屋が代わりに他の出版社の本を返品してるそうな。

 それにしてもえげつない商売しとるのう。
 以前、本屋に片足を突っ込んでいたので多少はこの世界の話しを知っているが。

 本は、雑誌と書籍にまず別れる。ISBNがあると書籍となる。雑誌は雑誌コードがある。
 雑誌は返品期限があるので、期限を越えると返品できない。
 (ストッカーから、5年前のシティ情報ふくおかが30冊とか出てきたら泣きます。前任者の家に火をつけたくなります)
 書籍は基本的に返品可能であるが、中には返品不可のものがある。
 たとえば、
 「スマートメディアがついてくるアイドル写真集とか、
 日めくりカレンダーとか、いわゆる普通の本とは違う色物商品。
 (カレンダーは返品できる場合もある。注文前の交渉次第)
 あとは、普通は売れないであろう、リスクを伴う商品。
 これは出版社も怖いので、リスクを書店にも負ってもらう。
 こういう本は普通の本屋の店先には並ばない。注文専門になる。

 で、ハリポタ4巻。これは確実に売れる本である。本来、返品不可にするようなものではない。
 ようするに、一円でも儲けたい出版社のえげつない商売である。
 本屋は本を仕入れるということは在庫の本はすべて借金である。税金も在庫に対して発生する。
 ということは返品できないハリポタの本が倉庫にうなってるなら、在庫予算を達成するために、他の本を返品しないといけない。
 他の出版社に迷惑をかけているのである。
 「売れる」を盾にナンデモやろうという(ぴー自己規制)出版社である。


 どうしても売れないようなら、最後はブックオフに売るしかない。


 あと書くとヤバイかもしれないが本屋に足を突っ込んでいた時に思った疑問。
 古書店で一冊100円で買ってきた2000円のハードカバーが、たまたま新品同様でぴかぴかで帯もあって、短冊まであった場合、
 それを取り次ぎに返品してばれなければ2000円帰ってくる。
 差し引き1900円の儲けである。
 短冊がまずいなら、雑誌ならそもそも短冊はない。
 これって長年の疑問です。取次ぎはどうやって回避しているのかな。
 実際やってないからね! そんなの詐欺だし。ただの思考実験。


 え? 仕入れてないのに返品したら、本の在庫数が狂うだって?
 ふふふ。そもそも棚卸して本屋の在庫数が合うことはありません。


 今は本業界とは関係ないので見当違いのことを言ってる可能性はあるよ。


そして、脱線がはじまった……。


 よく考えたら本屋を舞台にした小説とか書けばいいんだ。経験あるだし。
 わざわざ未来の異世界の帝国世界の話とか知りもしない世界を書かなくてもいいじゃん。
 せめて、1000年後の書店員の話みたいなのを考えてみるとか。
 うむむ。